こんな悩みを持っている方も多いはず…。
上司とは、同じ職場で働いていく上で切っても切れない存在です。
そんな切っても切れない上司との関係が、上手くいかず、仕事を辞めたいと思ってしまうことも少なくないです。
会社員として働く上で、上司との関係は、本当に重要です。
上司との関係が重要な理由は以下の通りです。
- あなたの人事権を持っている
- あなたの出世、昇格は上司がカギを握っている
- あなたが何かするとき、なんでも上司の承認が必要になる
- 仕事をする上で必ず上司に報告が必要になる
あなたにとって、上司は、これだけ重要な存在です。


しかし、少しのことを気を付けるだけで、上司と良い関係性が築けるようになりました。
上司と上手く関係を築くコツや、上司とのコミュニケーションの取り方を紹介していきます。
こんな人にオススメ
- 上司と上手くコミュニケーションが取れない
- 上司と良い関係性が築けない
- 上司があなたのことを評価してくれない
上司の仕事とは…
まず初めに上司の仕事について解説していきます。
上司の主な仕事は下記の3つです。
- 部下を使い、会社に利益となる大きな成果を上げること
- 部下の管理や教育を行うこと
- 問題が起きたら責任を取ること
上司は、あなたよりも大きな成果を出すことが会社から期待されているため、
あなたたちを使って、大きな成果を出そうと懸命です。
あなたたちを使って大きな成果を出さなくてはいけないため、部下がきちんと仕事をしているか管理、そして、必要な教育をするのも上司の役目です。
また、部下が問題が起こしてしまったとき、代わりに責任を取るのも仕事の一つです。
そのため、上司の仕事は、あなたたちを管理し、仕事を進めさせ、大きな成果を出すことが上司の役目です。
上司が部下のあなたに期待していること
上司が上司の役目を全うするために、上司は部下のあなたに期待していることを紹介していきます。
上司があなたに期待していること
- 自分のコントロール下で仕事を行うこと
- 期待している成果を出すこと
- 何か問題が発生した時に、即座に情報を共有すること
上司の権力の範囲内で部下の仕事をコントロールするのは、上司の権力範囲外になったとき、他の部門などに調整する必要があるからです。
また、上司が期待している成果を出せるようにあなたを教育するのも仕事であるため、上司は、最小限の教育であなたに成果を出してほしいとも思っています。
たくさん部下の一人であるあなたを教育するのは、正直めんどくさいです。
そのため、上司は自分の自発的に成長してくれる部下を可愛がる傾向があります。
自分の労力があまりかからず、あなたが成長してくれたら、上司は教育しなくて良いので、楽だからです。
上司は、自分を楽にしてくれる部下を好みます。
そして、まずい状況になったときは、きちんと報告してくれる部下を信頼します。
そのため、上司との関係が上手くいかないと悩んでいる方の多くは、上司に余計な仕事を増やしてしまっているからかもしれません。
上司は、自分の時間や労力を割かれる人を嫌います。
なぜなら、他にも仕事がたくさんある中であなたに時間や労力を割かなければいけないからです。
他の仕事をしたいのに…
他の仕事がまだたくさんあるのに…
他の仕事で忙しいのに…
このように上司の中でどんどんフラストレーションが溜まってきてしまいます。
こうなってしまうと、上司はあなたに対して、
自分の仕事を邪魔する存在
という印象を持ってしまい、あなたと関係を構築するよりもあまり関わりたくないと思うようになり、壁を作るようになります。
一方で、フラストレーションが溜まらない部下の場合は、
上司がフラストレーションを溜める前に上司と適切なコミュニケーションを取っています。
具体的には、
- 依頼された仕事の進捗を絶妙なタイミングで報告している
- これからあなたが何をするのか報告している
- 何かあったら即座に報告している
こういったことを上司が気になる前に部下である自分から上司に報告しています。
こうすることによって、上司はその部下に対して余計な心配をする必要が無くなります。
上司がわざわざ何か言わなくても、勝手に報告してくれるからです。
上司にとっては、とても楽ですよね。
わざわざ確認しなくても、勝手に必要な情報を提供してくれる訳ですから。
このように、自分を楽にさせてくれ、自分の仕事に集中させてくれる部下を上司は好みます。
そのため、上司があなたに期待していることは1つです。
どれだけ上司である自分を楽にさせてくれるか
です。
上司とのコミュニケーションの取り方


上司を楽にさせるために重要なのは、上司とのコミュニケーションです。
先ほども言ったように、上司は部下の管理が仕事です。
部下をきちんとコントロール・管理しなければいけないと思っています。
そのため、上司を楽にさせるためには、
いつも私は上司のコントロール下・管理下の中で仕事をしている
ということを遠回しにあなたが主張していけばいいのです。
では、具体的にどのように主張していけばいいのでしょうか。
仕事で良く起こる2つのシチュエーションごとに紹介していきます。
1つ目:上司から仕事を依頼されたとき
上司はあなたに仕事を依頼するとき、具体的にどんな風に進めればアウトプットや成果が出るのかイメージできていることが多いです。
そのため、仕事を依頼された瞬間、上司が持っているアウトプットイメージや仕事の進め方のイメージをすり合わせていくのです。
具体的に、どのようにイメージをすり合わせていけばいいのか、紹介していきます。
「次の会議の資料を作成して」という依頼が上司からきた場合の模範回答
「次回の○○会議は、社長に投資案件の承認を貰う会議ですよね。今考えている投資案件は、4つですが、投資採算が取れるのか不安な案件がいくつかあります。そのため、まず、投資採算が取れる案件かどうかを調べる必要がありますよね。その上で、最終的に社長に投資案件を提案する資料を作ります。その資料は、案件ごとの投資案件の概要や詳細な仕様や機能、費用対効果、投資回収時期を明確にされている資料を作れば、社長は投資するか判断できますよね。次回の○○会議は、2週間後なので、とりあえず、今週中に投資採算が取れるか不安がある案件について、投資採算を算出するので、最終的に社長に承認する案件数を決めてください。投資案件が決まったら、案件ごとに資料を作っていきます。」
とっても長い回答になりましたが、これが模範回答です。
この回答でのポイントは以下の通りです。
- 現在の状況:投資採算が取れなそうな案件があること
- これから行うこと:投資採算の算出、資料作成
- イメージしている資料の中身:投資案件の概要、詳細な仕様や機能、費用対効果、投資回収時期の4つが網羅されている資料
- 納期:今週中に全ての案件の投資採算を算出する
- プロセス:投資採算算出→上司の確認→資料作成
これをあなたが考え、回答することによって、上司は楽できますよね。
これを聞いた上司が感じること
- 現在、まだ投資採算が取れるか不安な案件があること
- その案件をあなたが算出してくれること
- 算出したタイミングで、報告してもらえること
- 今週中に算出できること
- 投資案件確定後、あなたが資料を作成してくれること
上司は、一言「次の会議の資料を作成して」と言っただけで、現在の状況・課題、今後のプロセス、納期を全て回答しています。
このような回答を部下からされれば、必要以上に口を挟まなくてもやってくれると感じます。
また、回答の中でアウトプットやプロセスのイメージが上司と違っていた場合、それを指摘してくれます。
これにより、上司の持っているイメージとあなたが持っているイメージをすり合わせることが可能なのです。
さらに、これからあなたがいつまでに何を行うか全て報告しているので、上司からすると、自分のコントロール下・管理下で仕事をしてくれていると感じます。
2つ目:問題が発生し、それを上司に報告するとき
異常があったときや問題が発生したときは、即座に上司に報告することが重要です。
なぜなら、上司の役目は、部下であるあなたの代わりの責任を取ることだからです。
異常や問題が発生した時に、即座に報告するのはもちろんですが、報告する際、上司を楽にさせる報告方法があります。
設備が故障し、仕事ができなくなってしまったということを上司に報告する場合の模範回答
「1時間前くらいから、○○(場所)にある○○(設備)が故障しています。具体的には、センサーに異常があり、ずっとセンサーが反応してしまっている状態です。センサーが稼働していると、安全装置が稼働してしまう構造になっており、設備の操作画面には、緊急停止と表示されています。この設備は、他の設備とも繋がっているため、影響範囲は○○と○○と○○で、全ての設備が止まってしまっている状態です。現在、設備担当に原因と復旧を依頼していますが、なかなか難しいようで、復旧に時間がかかります。もし、復旧に時間がかかってしまう場合は、代替え機での稼働になるたmえ、今代替え機も合わせて準備しています。」
このように上司に報告するのが良いです。
ここでのポイントは下記の通りです。
- いつどこで異常・問題が発生したのか
- 具体的にどんな異常・問題が発生したのか
- 異常や問題の影響範囲はどの程度なのか
- 今どんな対応を取っているのか
- 異常や問題発生のリカバリーをどうするのか
このような報告を受けたら上司は楽ですよね。
現在の状態、影響範囲、リカバリーの方法まで全て報告の中に含まれています。
このような報告を受けると上司は、
そうかそれは、大変だ、もし復旧できなくても代替え機で対応で、問題ないな。
と判断することができますし、異常や問題が発生したにも関わらず、安心できますよね。
もし、クライアントやお客様に影響が及んでしまうのであれば、
「納期通りに商品や成果を出せないので、クライアントへの報告が必要です。クライアントを担当している営業部の〇〇さんへ連絡が必要です。」
と付け加えれば、次上司が何をしなければいけないのか具体的ですよね。
そうです、上司は次に営業の○○さんに謝罪の連絡を入れるのです。
部下からの報告で、今の状況が把握できますし、これからすること・しなければいけないことを全て把握することができるので、上司は楽ですよね。
いちいち確認したり、状況を理解する必要が無くなります。
こういった報告をしてくれる部下を上司は重宝します。
なぜなら、上司である自分を楽にさせてくれるからです。
「上司や同僚など職場の人とコミュニケーションが上手く取れない…」
と悩んでいる方は、
コミュニケーションの取り方をきちんと学んだ方が良いかも…。
そんな方におすすめなのが、伝え方コミュニケーションを学ぶことです。
生活する上で、コミュニケーションは絶対必須になります。
そのため、コミュニケーションが上手く取れることで、あなたの思い通りに相手が動いてくれるようになりますよ。
相手があなたの思い通りに動いてくれたら、あなたはとっても良いですよね。
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まとめ
上司と上手く関係を築けない、コミュニケーションが取れないと悩んでいる方は、もしかしたら、あなたが上司の負担になっているのかもしれません。
上司は、様々な仕事を抱えているため、あなたよりも忙しいです。
上司にとってあなたは、自分の仕事を邪魔する人というイメージを持たれているのかもしれません。
上司と上手く関係を築きたい、上手くコミュニケーションを取りたければ、上司の仕事が楽になるようにあなたが行動していくことです。
上司は、自分の仕事を楽にさせてくれるあなたを重宝してくれるようになりますよ。
参考; 上司とコミュニケーションを取れない ~上司と上手くコミュニケーションを取るコツ~
参考; コミュニケーション能力が低い・苦手と感じている方必見 ~コミュニケーションを上手く取る方法~