友達や家族とは、コミュニケーションを取ることは普通にできるけど、上司やお客さんの前などビジネスの場になると上手くコミュニケーションが取れなくて、コミュニケーション能力が低い、苦手と感じてしまう人は多いと思います。
私も実際そうでした。上司などの前になると何を喋っていいかわからない、一生懸命話しても話が伝わっていない、会話が続かないなどよく悩んでいました。
コミュニケーション能力が低い、苦手と感じてしまう原因
- 自分を良く見せようとしすぎている
- 敬語や謙譲語・尊敬語など言葉遣いを意識しすぎている
- わからない・知らないと言ってはいけないと思い込んでいる
それぞれ解説していきます。
自分を良く見せようとしすぎている
上司やお客さんに自分をよく見せようとしてしまうと、等身大の自分よりも大きく見せてしまうため自然に緊張してしまいます。
“自分をよく見せたい”・”仕事ができるように思われたい”・”仕事ができない人と思われたくない”など思ってしまうことは、普通のことです。
ただ、そう思いすぎると、”失敗できない”・”良いことを言わなきゃ”と思い言葉が出てこなくなってしまい、会話ができなくなってしまいます。
また、自分をよく見せようとしすぎるあまり、立ち方や座り方の作法に自分の意識が向いてしまい、上司やお客さんの話に集中できず結局何を話しているのか、話の流れわからなくなってしまい、会話が噛み合わなくなってしまいます。
こうならないためには、
- 相手はあまり自分を見ていないこと
- 自分を評価しようと思って相手は自分を見ていないこと
- 自分を大きく見せても意味がないこと
- 自分のレベルを理解し許容すること
以上を理解した上でリラックスして話をすることが大切です。
そして、自分のレベルを相手にも理解してもらうことで相手も自分のレベルに合わせて話を進めてくれるようになります。
敬語や謙譲語・尊敬語など言葉遣いを意識しすぎている
質問や意見を求められたとき、話す際の言葉遣いを意識しすぎるあまり話すまでに時間がかかるため会話のキャッチボールがテンポよくいかなくなってしまい、話している相手がイライラしたり、不安になってしまったりします。
自分の後輩で、言葉遣いが悪くてイライラした経験はありますか?いきなりタメ口で後輩に話されたら誰でもびっくりしたり、少しイライラするかと思いますが、そんな後輩ほとんどいませんよね。敬語や謙譲語・尊敬語を巧みに操ってコミュニケーションしてくる後輩もいませんよね。
相手はそこまで言葉遣いを気にしていないことを理解した上で、
- 最後に”~です”・”~ます”・”~と思います”と付ける
- 相手に不快をさせてしまうような言い回しだけしないように気を付ける
以上を実践するだけで、スムーズなコミュニケーションを取ることができます。
わからない・知らないと言ってはいけないと思い込んでいる
そして、上司やお客さんにわからない・知らないと言ってしまうと自分の評価が下がる・仕事ができない奴と思われてしまうと思い込んでいる人も多いです。わからない・知らないと言ってはいけないと思い込んでいるので、自分の知っている知識の中で無理に回答しようとしてしまい、結局上司やお客さんの質問に対して質問に回答するのではなく、的が外れた回答をしてしまうことになります。的が外れた回答をしてしまうと上司やお客さんは”俺の質問に対しての回答になっていない”・”わからない・知らないと素直に言えないのか”と思ってしまい、それが何度も続くと”どうせこちらの質問・期待には応えてくれないだろう”と仕事ができないレッテルが貼られてしまいます。
こうならないために
- わからない・知らないことは悪いことではない
- わからない・知らないことは恥ずかしいことではない
- 誰にでもわからない・知らないことはある
ビジネスでは、わからない・知らないことはわからない・知らないと言える素直さも大切です。
また、わからないことはわからないと伝える、知らないことは知らないと伝えることで、次の自分の行動にも繋がってきます。わからない・知らない場合、”確認しますので、わかり次第報告します”と伝えれば良いのです。