コミュニケーション

上司とコミュニケーションを取れない ~上司と上手くコミュニケーションを取るコツ~

上司と上手くコミュニケーション取れなくて悩む人は多くて、私もその一人でした。
上司と話すときは、いつもビクビクしていましたし、なるべく上司とコミュニケーションを取らないようにいつも逃げていました。

部下の仕事は、“上司に指示・期待された通りの仕事を行い、成果を出すこと”です。
昔の私の上司は、放任型で、私は、自分の仕事を全うしていましたが、1日分の仕事がなかったんです。
特にやることがないときは、マニュアルを整備したり、自分の仕事は損益分析がメインだったので、損益予測の精度向上に向け活動を実施していたんです。
でも、損益予測精度なんて上がらないんです。どんなに頑張っても未来のことは正確にわからないです。
そんなことをしていた私は、“あいつは、仕事をしない”とレッテルを上司に貼られてしまいました。
後から知ったんですが、上司は私に生産現場の改善業務を行ってほしかったみたいなんです。
それを聞いた瞬間ビックリしました。
生産現場には生産現場で責任者が居ますし、生産現場の責任者が依頼してくれればお手伝いすることも全然可能なんですが、
基本的に生産現場の責任者が実施する仕事です。
しかも、生産現場の改善業務では設備を作ったり、作業台を作ったりするんですが、もちろん私はそんなことできないので本当に限られたことしかできませんし、改善業務って生産現場の責任者が自分の管轄内で責任を持って実施していくので、責任者から依頼されるならまだしも、私が生産現場の改善業務なんてできるわけないんです。まだこれ入社3,4年目のときでしたし。
これは、完全に上司の指示・期待ミスというか、、、たぶんイジメられてました。笑

こういったあまり良くない思い出があるのですが、上司と部下の役割を明確にし、こうならないための対策をお伝えできればと思います。

上司の役割
・業績管理
・状況に応じた判断すること・その判断に対して責任を持つこと
・部下への業務指示
・部下の勤怠・業務・モチベーション管理
・部下の育成
部下の役割
・指示された業務を行うこと
・報告・連絡・相談を適時行うこと(ホウレンソウ)

先ほどの私の体験ですと、完全に上司の役割を上司は全うしてくれてませんよね。
基本的には、今でも上司の対応がすごく悪かったと思っています。
しかし、上司を簡単に変えることはできないので、そのとき自分が実施したことをお話します。

負けん気が強かった私は、部下として業務を全うするようにしました。
上司の周りの人間から、私の行いが悪いとか私に非があると絶対思われたくなかったんですよね。
もちろん、上司は自分のことが嫌い・扱いづらいと思われていることは認識している上での行動です。

これは、上司と上手くコミュニケーションを取るためのコツでもあり、これに上司は対応できないといけません。

  1. 自分に期待している成果を聞く
  2. その成果を出すためのプロセスを具体的に聞く
  3. 成果を出すための道筋を作ってもらう(協力者が必要な場合、協力者にも話を通してもらう)
  4. わからない時はわからない、困ったら指示ください、アドバイスくださいという
  5. 進捗の報告をする

上記を実施していったんですが、実際2のその成果を出すための具体的なプロセスを聞くと“うっ”とした表情をして、話を逸らしたり、責任転換を行います。
よく言われたのが、“○○に相談してみろ”・”それくらい自分で考えろ”です。
こう言われたら勝ちです。
上司は、自分で部下に指示を出したにも関わらず、指示した成果を出すためのプロセスまで考えられていないんです。
自分よりも知識も経験も多い上司でさえわからないのに、自分にわかるはずがありません。ここは、割り切りましょう。
そして、素直に“わからないんで、具体的に教えてください”と言って上司の指示に従うということを繰り返します。
そうすると、”こいつには適当な指示は出せない”と上司も思い始めて、きちんとした指示を出すようになります。(適当な指示を出すとわからないと言われて上司自身が大変になります笑)

ちなみに、上司は変わってしまいましたが、上記4つを実践していると上司は私を信頼して仕事を任せてもらえるようになりました。

自分より知識も経験も豊富なので自分の上司になっています。
わからないこと・知らないことを素直に聞くことは恥ずかしいことではないので、素直に聞いてみましょう。