こんにちは、Ayamiです。
今回は、会社員はもう稼げない…会社に尽くしても報われない理由を紹介します。
トヨタの社長が「終身雇用は崩壊した」と言ったというニュースを見てまだ日が浅いですが、どの業界でも終身雇用はすでに崩壊しています。
私の会社はまだ大丈夫…とあなたは思っているかもしれませんが、そんなことありません。
会社はわざわざ従業員に対して、公に「この会社は終身雇用が崩壊したので、自分たちで稼ぐ努力をしていってください」などと絶対言いません。
なぜなら、それを言うことで会社にはメリットがないからです。
従業員の意識低下、人材流出を防ぐリスクがあるため言わないのです。
しかし、直接的に「終身雇用は崩壊した」とは言わないものの制度の変更により、間接的に会社側からのメッセージを把握することは可能です。
例えば、副業や兼業がこれまでNGであったのに、副業・兼業がOKになったり、人事制度として希望退職が導入された場合、今後この会社一本で定年まで安定して働き続けるのは難しいという間接的なメッセージです。
会社員だけではもう安定して豊かな生活を維持することは難しくなってしまっている現代において、会社に尽くしても報われない理由を紹介していきます。
目次
会社員はもう稼げない理由
今後安定した生活を維持していく方法
まとめ
会社員はもう稼げない理由
ここでは、会社員がもう稼げない理由を紹介していきます。
会社員がもう稼げない理由
- 残業ありきの給与形態
- あなたの頑張りは別の人に徴収される
- 頑張りが給与に反映しにくい
- 自分の給与が上司を超えることはない
- 決められた人件費を社員で取り合っている
- 会社は人件費よりも設備投資など別のためにお金を使いたい
- 労働は時給なので、稼げる額に限界がある
それぞれ解説していきます。
会社員はもう稼げない理由①; 残業ありきの給与形態
高度経済成長期から創業している会社は、特に基本給が少なく、残業代で豊かな生活を送れるような給与形態になっています。
これは、モノを作れば作るほど売れた時代なので、残業をしてモノを作れば作るほど利益が出たため、基本給を上げるというよりも、長時間働き残業という名の出来高制で給与を支払うことによって、会社が一定の利益を受け取ることができたからです。
現在もその頃の給与形態と変わっていない会社が多いのに、時代は変わり残業規制が強くなってきました。
残業前提に作られた給与形態なので、残業ができないとかなり給与が少なくなるようになっています。
ここに目を付け、会社は残業規制を強くして人件費を抑え込もうとしているのです。
表向きは、家族との時間を大切にしてほしい・ワークライフバランスといった言葉で逃げていますが、結局裏の本当の目的は人件費抑制です。
会社員はもう稼げない理由②; あなたの頑張りは別の人に搾取される
会社員のメリットは、「安定」です。
もしあなたが会社に貢献できなかったとしても、給与が下がることはありません。
その代償として、あなたは多くの稼ぎを会社に搾取されています。
どんなに頑張って売り上げをあげても給与は20万円のままです。
どんなに売り上げを上げることができたとしてもその売り上げを維持・運営するために使ったり、発展のため設備投資に使ったりします。
そのため、会社でのあなたの頑張りはあなただけのものではありません。
責任を取る上司や会社を経営する役員にも分配されます。
あなたが働いたうちの9割は会社や他人に搾取され、残り1割だけがあなたの手元に残ります。
会社員はもう稼げない理由③; 頑張りが給与に反映しにくい
もしあなたが死ぬ気で頑張って通常の5倍の額を売り上げたとします。
しかし、日本の会社では褒められるだけです。(少しボーナスは上がるかもしれませんが。)
完成に1週間必要な仕事を2日で終わらせても、残りの5日間は別の仕事を任されます。
日本で正当な対価を得られることはほぼありません。若くして仕事をこなせるようになっても、仕事量が増えるだけだからです。
日本企業の特徴
- 年功序列
- 精神論
- 古い機械を職人レベルの技術で扱う
すでに日本は一流の国ではありません。
今は給与が上がる前に税金が上がっています。
我慢や努力をしている間にあなたの頑張りは搾取され、ワーキングプア状態になります。
会社員はもう稼げない理由④; 自分の給与が上司を超えることはない
日本の会社員が稼げない大きな理由が自分の給与が上司を超えることはないからです。
会社は基本的に縦社会です。
しかも、日本の会社は理不尽なほど「縦」にこだわります。
働きの悪い・できの悪い上司でも、あなたは上司以上の給与になることはありません。
あなたの給与を上げてしまうと、あなたの上司・上司と同等の立場の役職社員も給与を上げなければいけないからです。
しかも、もし今後あなたが上司と一緒の立場になったとしても、同額の給与がもらえるとは限りません。
あなたの上司はバブル時代・景気が良かった時代の給与をもらっているからです。
社員はもう稼げない理由⑤; 決められた人件費を社員で取り合っている
会社の規模によって会社が使えるお金の総額が決まります。
例えば、年間1,000万円売り上げている企業が1,000万円以上の人件費を払うことはできません。
そのため売上1,000万円の中で、会社の維持費や設備投資、人件費を分配していきます。
人件費はだいたい3割前後と言われているため、売上の3割である300万円という金額の中で全社員に分配されます。
言い換えると、300万円を社員同士で奪い合っている形になります。
代表的な例が「ボーナス」です。
あなたのボーナスが20万円上がった場合、誰かが20万円分下がっています。
会社によっては長く勤めている人のボーナスを下げます。年齢的に退職しづらくなるためです。
人件費の分配は、「その会社が考えている常識の範囲内」であなたの給与やボーナスが増減されます。
社員はもう稼げない理由⑥; 会社は人件費よりも設備投資など別のためにお金を使いたい
会社は人を1人雇うのに膨大な資金を使っています。
転職サイトに広告を掲載するのも1週間で数十万、新聞の折り込みチラシの転職広告でも10万円~の額になります。
人を雇った後も一人前に育てる時間も必要ですし、社会保険など、給与以外の支払いも発生します。
そのため、人を雇うよりも500万円で作業を自動化できる設備を買った方が安上がりです。
また、人を雇うにしても「安い海外労働者」を使う会社が増えており、一度雇ったら解雇しにくい日本の会社は人になるべくお金を支払いたくないと考えています。
社員はもう稼げない理由⑦; 労働は時給なので、稼げる額に限界がある
会社員は労働の対価としてお金をもらう「時給」の働き方です。
1日の時間は限られているため、時給で働く場合、あなたは経営者的な額のお金を稼ぐことはできません。
時給換算で働くと必ず限界があります。
また、お金を稼げば稼ぐほど自由な時間が無くなりますので、幸福感を失われます。
今後安定した生活を維持していく方法
今後安定した生活を維持していくためには、会社に給与を頼りすぎている考え方を変えていかなければいけません。
今後安定した生活を維持していく方法
- スキルアップをし、自分の時給を上げていく
- 兼業や副業など複数の収入源を持つ
このどちらかを行っていく必要があります。
特に、“スキルアップをし、自分の時給を上げていく”には、キャリアアップが必要です。
この場合、今いる会社で出世を目指すのか、キャリアアップ転職を行うかの2択になります。
今いる会社で出世を目指すことは、あまり良くないです。理由は、今の会社に頼りすぎてしまうことになりかねませんし、年功序列が強い会社だとどれだけ頑張っても若いときに出世できないからです。
私がおすすめするのは、キャリアアップ転職です。
キャリアアップ転職は、転職で1つ上の階層(一般社員がマネージャーとして転職するなど)の職位で転職することで、年収が上がります。
キャリアアップ転職をするための準備として、
- 現職でスキルアップを目指す
- 転職サイト・エージェントに登録して、転職市場の動向を把握する
- 現職で転職時アピールできるような実績を作る
以上をお勧めします。
これらを行っておくことによって、転職する際自分の長所や実績をアピールすることができるため、キャリアアップ転職しやすくなります。
これから転職活動を実施しようとしている方向けに、サポートが豊富で私がおすすめする転職エージェントです。
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まとめ
いかがだったでしょうか。会社員は稼げない時代になりました。安定した生活を送ることができない・保証することはできない会社は、どんどん副業・兼業OKになってきています。こういった会社側からのメッセージを理解し、自分の生活基盤だったり生活スタイルを確立しながら安定的に稼げる方法を見つけていってくださいね。
参考; 職場に居る生活残業する人の特徴