こんにちは、Ayamiです。
今回は、論破ばかりしてくる上司…論破してくる人の特徴と対策について紹介します。
皆さんは論破された経験ってありますか?
論破とは、
- 議論をして相手の説を破ること
- 議論をして相手の説を言い負かすこと
言い換えると、相手の意見と自分の意見が一致せず、対立しているときに自分の意見の方が論理的に正しいと相手に納得させる行為です。
活発な議論の場では、自分の意見を論理的に正しいと判断し、相手が納得することも良いですが、白黒や決着をつけるという議論はあまりビジネスの場で起きません。
どちらかと言うと、ビジネスにおける議論は、相手と自分の意見が対立した際、議論を通じてお互いに落としどころや妥協点を見つけるために行われるものです。
しかし、ずっと自分の意見が正しいと言わんばかりの人って会社に居ませんか?
例えば、
- 相手が話している最中に、上からかぶせて持論を言ってしまう
- 普段の口数は少ないが、発言するときは端的に論理的に正論をズバリ言う
- 話のスピードと質、量が半端なく、周りが口を挟むスキを与えない
こんな人は、論破してくる人に当てはまります。
この記事では、論破ばかりしてくる人の特徴や対策・対処方法について紹介していきます。
論破してくる人の特徴
論破してくる人にはどんな特徴があるのでしょうか?
論破してくる人は、人の意見を聞かず真っ向から頭ごなしに否定して自分の意見を言いまくるような人です。
そんな人が多いと殺伐とした居心地の悪い空間になっていませんか?
論破してくる人の特徴
- 相手より有利な立場に立ちたい
- 周囲から認められたい
- 自分の実力を試したい
- 不安が強い
- ただただ冷静な判断がしたい
- ただ単に納得感を得たい
- 相手に負けたくない
それぞれ解説します。
論破してくる人の特徴①; 相手より有利な立場に立ちたい
論破する人の特徴の一つは、「相手より有利な立場に立ちたい」です。
この特徴が必ず悪いというものでもなく、むしろ立場によって有利に働くことだってあります。
特に商売の場に立っている人です。
2つの商品でどちらを買うか悩んでいるお客様に対して、商品をアピールするために他の商品を論破し、有利な立場に持っていけるなど交渉場では役に立ちます。
しかし、社内の人に対してだったり、同じ部署の中で起こる論破は、意味をなさないもので、ただただ相手を不快にさせるだけです。
そういった場面でも論破してくるような人は、自分のプライドを守るためや自己肯定感を高めるための自己中心的な理由で論破をしてきています。
論破してくる人の特徴②; 周囲から認められたい
論破する人の2つ目の特徴は、「周囲から認められたい」と思っている人です。
人は、多かれ少なかれ誰でも誰かに認められたい承認欲求を持っています。
言い換えると「自分」という人間の存在価値を周りに理解してもらいたいと思っています。
自分が周囲から認めてもらいたいがために、相手を論破することで相手より優位な立場に立ち、自分を認めてもらうという、相手を卑下するような行動を取り、相手より優秀さをアピールし、目立とうとしてしまいます。
論破してくる人の特徴③; 自分の実力を試したい
論破する人の3つ目の特徴は、「自分の実力を試したい」と考えている人です。
先ほどの「認められたい」という欲求と同様に、誰しも心の奥に潜む「自己実現欲求」があります。
自分のことを認めてもらうためには、まず自分の力量を測りたいと思い、論破を行って相手を打ちのめすことができるかどうか、自分の実力を試している場合です。
相手を自分の思うように論破出来たら勝ち、論破出来なかったら自分の実力はまだまだと自己分析を行っていたりします。
そんな理由で論破されてたらたまったもんじゃないですよね。
論破してくる人の特徴④; 不安が強い
論破する人の4つ目の特徴は、「不安が強い」と言うことです。
人間誰しも不安は持っています。
例えば、出世競争に負けてしまうかもしれない、このポジションを退き左遷される、リストラされるかもしれないという不安を抱いている人も多いと思います。
そういった不安感から誰かを論破して、他の人よりも優位な立場に立ちたい、周囲から認められたい、存在価値のある人間と思われたいと思っている人が、論破してきます。
論破することによって「自分は能力がある」と周囲に認められると勘違いしてしまっているのです。
こういった状態は、健全な精神状態ではなく、不安感に支配されてしまっている状況です。
論破してくる人の特徴⑤; ただただ冷静な判断がしたい
論破する人の5つ目の特徴は、「ただただ冷静な判断がしたい」と考えている人です。
この場合の論破する目的は、自分が冷静になるためです。
相手を論破しようとしたら、自分が感情的になってしまっては論破できないため、自分の冷静さを失わないようにするため相手を論破しているということです。
こんなことができるなんて、、、恐ろしく実力も兼ね備えた人物ですよね。
論破してくる人の特徴⑥; ただ単に納得感を得たい
論破する人の6つ目の特徴は、「ただ単に納得感を得たい」から論破する人です。
自分のために、自分が相手を論破することによって納得感を得て、自己満足に浸ろうとしている人は、単なる自己中心的な人です。
ただ単に自分の自己満足のために、議論の場やミーティング・報告の場を勝手に戦場とし、論破することで勝ち負けを判断し、勝利の余韻を味わいたいなんて思ってしまっているのです。
論破してくる人の特徴⑦; 相手に負けたくない
論破する人の7つ目の特徴は、「相手に負けたくない」です。
この特徴は、負けず嫌いな人の特徴が顕著に出ています。
自分が相手との論争に勝利して論破するのは、ただ単純に相手に負けたくないからという自己中心的な理由の可能性もあります。
「相手に負けたくない」という心理は、いかなる競争にも勝ち続けたいという気概があることになりますが、自分の「勝利」にこだわりすぎると問題です。
商談などではなく、勝ち負けのないビジネスの場面では、勝負する相手を間違えてしまっています。
論破してくる人と上手く付き合うコツ
論破してくる人と上手く付き合うコツはあるのでしょうか?
いつも論破され続けると、少なからず不快になりますし、自己嫌悪にもなってしまい、最終的には精神的に病んでしまい兼ねません。
そのため、自分が論破されないためにどのようにしていったらよいのかについて紹介していきます。
論破してくる人と上手く付き合うコツ
- 必ずしも正解があるとは限らない
- 正しい部分はしっかり認める
- 感情的にならない
- 深く考えすぎない
それぞれ解説していきます。
論破してくる人と上手く付き合うコツ①; 必ずしも正解があるとは限らない
世の中に「絶対」ということはほとんどありません。
言い換えると、「完璧」という概念にこだわり過ぎると思考が硬直し柔軟な発想に欠けてしまいますということです。
そのため、相手との議論が始まったとして、相手の意見や主張だけが正解であると思わないことです。
そして、その正解が1つではなく複数ある可能性があることを理解してください。
いかなる議論においても「これが絶対」という議論はめったにないので、そこを頭に入れて議論に応じましょう。
論破してくる人と上手く付き合うコツ②; 正しい部分はしっかり認める
論破させようとしている人は、相手の話を聞いているようで実は全く聞いていません。
最初から相手の話はなんでも「ノー」の姿勢を貫いてきます。
そのため、段々お互いに熱くなってきて「何が何でも論破したい」「何が何でも言い負かしたい」という気持ちになってきてしまい、議論の目的が「相手を論破すること」にすり替わってしまうことは多々あります。
そんなやり取りをしていてもラチが開かないので、こちらが一歩譲って相手の言い分に対して「その部分は認めている」という肯定の意志を示すと、相手は自分の意見に対して相手も納得してくれている部分があんだ、という意識になってきます。
こうなったら、相手への憎い気持ちが少し和らぎ、何が何でも論破したいという感情が落ち着いてきます。
論破してくる人と上手く付き合うコツ③; 感情的にならない
議論を行う上で絶対に忘れてはいけないことは、「感情的にならない」ことです。
感情的になって起こってしまったり、泣きわめいてしまったりしたら負けです。
相手の術中にはまってしまったという証でもあります。
逆にこちらが相手を感情的にさせるくらいのスタンスを取りたいものです。
そのためにも「冷静さ」を失わず、議論するということが大切です。
論破してくる人と上手く付き合うコツ④; 深く考えすぎない
深く考えすぎて自分でも何が言いたいのか、何を言っているのか訳が分からなくなってしまったことってありませんか?
そうなってしまったら相手の思うつぼなので、相手に論破されないためにも、深く考えすぎないようにしてくださいね。
いつも議論の「テーマ」を頭に入れておくことが重要で、そうすることで理論が飛躍しすぎることを防いでくれたり、何を言いたいかわからなくなってしまったとき、テーマに立ち返ることができます。
自分の上司が論破ばかりしてくる上司だったら…
部下である自分の意見に耳を傾けはするけど、なんでも論破してくるような上司っていませんか?
そんな上司の下で働いていてもあなたにメリットは一つもありません。
もしかしたら、これを読んでいる人の中には、上司の言っていることは絶対!と思っている人も中には居ると思います。
しかし、上司が部下のあなたに対して論破する必要性ってないんですよね。
例えば、部下が「もっとこうした方が良いと思います」と提案してきたときにダメ出しばかりする上司だったり、部下のあなたが仕事をしている時に割り込んできて、聞いてもいないのにアドバイスをしまくる上司や、意見に賛同しなかったら急に怒り出す上司などです。
そういう上司は、自分では行動せず、安全地帯から部下を否定しまくることで自分が優位であることを見せつけようとしています。
私の経験上、こんな風に無駄に部下にマウントを取ってくる人はたいてい仕事ができません。
部下に対して高圧的な態度を取って論破することで自分の優位性だったり、立場や権力を見せつけようとしているだけです。
そのため、こういった上司からは早く離れた方が良いです。
あなたへの攻撃がずっと続き、あなたが精神的に疲弊するだけです。
もし論破してくる上司に耐えられそうにないのであれば…
論破してくる上司の下で働き続けるメリットは、ストレス耐性が付くということくらいです。
ほとんどの人は、精神的に疲弊していき、自分に自信を無くし、自己肯定感が低下していきます。
そして最悪の場合は、精神的に病んで仕事もままならない状態になります。
論破してくる上司は、世の中に溢れています。
そして、私の会社では論破してくる上司の下で働いていた部下たちは、必死に上司の期待に応えようと働いていましたが、結局何人もの部下がうつ病を発症していました。
そのため、論破してくる上司とは、距離を置いて関わらないことが一番良い方法です。
論破してくる上司に耐えられそうにないのであれば、早い段階から物理的にその人から離れることをオススメします。
物理的にその人から離れる方法は2つあります。
- 異動する
- 転職する
“①異動する”は異動のタイミングや異動先の部署を自分の判断で決めることができません。ましてや、異動するにしても、人の承認が必要だからです。人が「OK」と言わない限り異動は実現しませんので注意が必要です。
自分の意志で判断できるのは“②転職する“です。
転職は、難易度が高いと思いがちですが時代が変わり転職することも一般的になってきて求人数も増え、転職難易度も下がってきていますので、一度挑戦してみるのも良い経験になります。
いきなり転職活動をするのは気が引けると思うので、まず、転職エージェントに相談し、情報収集をすることをオススメします。
転職エージェントに登録し、相談することで転職市場の動向や自分の市場価値が客観的に評価してもらえます。
さらに転職エージェントは転職市場のプロ集団にも関わらず、相談やサポート体制が充実しているのが特徴で、しかも完全無料で相談したり、サポートをしてくれます。
こういったサービスを使わない手はないですよね。
転職エージェントに登録したから絶対転職しなければいけないというのもありません。
転職するorしないは自分に決定権があるので、もし転職しないと決めたのであればそれを転職エージェントに伝えるだけです。
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まとめ
いかがだったでしょうか。
論破してくる人の特徴や上手く付き合うコツなどが理解できたのではないでしょうか。
交渉の場面や商談の場面など、論破することで仕事がスムーズに進むことだってあります。
しかし、相手の立場や状況を考えずに論破してくる人、ましてや社内や同じ部門内の人に対して論破してくる人は、ただ単純に承認欲求を満たすためだったり、自己肯定感を満たすための自己中心的な理由から論破しようとしてきています。
議論の場を勝負の場と捉えている人を上手くかわしていくことが必要になります。
また、論破してくる人が自分の上司である場合は、精神的に耐えられそうにないと感じたら、その上司から離れる方法を検討してみてくださいね。
参考; 【実録】他人の手柄を横取りする人の驚くべき実態と対処方法
参考; 【実録】職場のマウンティングおじさんの特徴と撃退方法