20代30代に捧げる; 私が出世を諦めた理由4選
こんにちは、Ayamiです。
今回は、出世欲が強かった私が、出世を諦めることにしたきっかけになったときの話を紹介します。
私は、売上1兆3千億円、従業員数単独1万3千人くらいの企業に勤めています。会社には、東大や旧帝大・早慶上智大卒がゴロゴロ居るような会社です。
私は、頭が良くなくてMARCH大卒です。学歴としては、完全に負けているような状態です。
入社したときは、”課長になりたい”と本気で思っていましたし、本気で”他の人達に負けない”“負けるはずがない”と思っていました。
そんな私が、出世を諦めた理由とエピソードがあるので紹介します。
参考; 20代30代に捧げる; あなたが昇格・出世しない理由 ~会社の仕組み編~
私が出世を諦めた理由①; 出世してもあまり給料がもらえない
私が入社4年目くらいだった頃、この時工場に勤めていたんですが工場の損益管理を任されました。1月2月くらいになると来年の予算を作るんですが、予算を作る際もちろん人件費も試算するんですけど、その時の総務が人別にかかっている人件費を私に渡してきたんです。その人件費を見て、
“何十年も頑張って出世競争に勝ってこれくらいしかもらえないのか”
と普通に思ってしまいました。
具体的にいうと、当時私は入社4年目くらいで年収450-500万円程度でしたが、私と同じレベルの方で40歳で年収600-700万円くらいありましたし、40歳で管理職一歩手前の方で年収700-750万円、課長クラスで年収800-900万円、55歳くらいの工場長で1,300万円でした。
もちろん、人によって年収はバラツキますが、だいたいこれくらいでした。
工場で起きたことのすべての責任が自分に降りかかってくるのに、年収1,300万円ってどうですか?夢がありますか??
また、今の部署は、管理職の方が部署の半分以上居るんですが、世界的なプロジェクトの場合は、働く時間もまばらで、全社プロジェクトの場合は他の部門からかなりバッシングを浴びるのに、年収1,000万円程度で、他の部門の影響を直に受けるので、必然的に長時間残業になってしまったりしています。
こんなに仕事にコミットして、この程度しかもらえず、壮絶な出世競争にも勝っていかなくていけないのかと思ったら自然とやる気を失っていました。
私が出世を諦めた理由②; 足の引っ張り合いがある
これは、私の場合ではないんですが、出世していくと、
“あの人、課長なのに全然仕事していない” “管理職だから管理職に見合った仕事をしろ”
などと、部下から言われるんですよ、やっぱり。そして、それを言っているのを何度も聞きました。
また、同僚からは、
“あいつはまだまだだ“ “あいつは職位に対して、仕事が合っていない” “自分の方が仕事できる”
と言ったことが起こります。
出世は優劣が付きますし、狭い世界で自分は相手より飛びぬけないと出世できないので、必ず足の引っ張り合いがありました。
そんなことを言われるの普通に疲れません?笑
私が出世を諦めた理由③; 能力なく出世すると後々自分がしんどくなる
これは、私の実体験ではありませんが、最近役員一歩手前の方が退職されました。
この方と一時期一緒にプロジェクトをしていました。
人事のプロジェクトだったんですが、プロジェクトをマネージメントするのは私が所属する部署の役割で、実行責任がその退職された方の役割だったんですが、社長の期待通りに部下たちを動かす役割だったんですが、どちらかというと部下たちの肩を持つような方でした。
その人事のプロジェクトは、人事のトップの意向もビジネス(事業部)のトップの意向もくみ取りながらプロジェクトを進めていく必要があり、その方の立ち位置があいまいだったということも原因で、自分がマネージメントしなくてはいけない立場にも関わらず、マネージメントできずに自分の存在価値を失ってしまい、退職されました。
自分の立ち位置が微妙で、上司・部下から信頼される人材ではないと出世しても自分を見失ってしまい、自分の存在価値が無くなってしまうんだなと感じた出来事でした。
これを間近で見た私は、能力に見合った出世をしていかないと50代で子供の教育費などまだまだお金が必要な世代になってから苦労してしまうということを理解しました。
私が出世を諦めた理由④; 仕事が楽しいと思えなくなった(仕事にコミットできなくなった)
入社したての頃は、知らないことがたくさんあり、スキルが徐々に身についてきている実感があり仕事自体はすごく楽しかったです。
工場での仕事に飽き飽きもう工場で学ぶことはないと思った私は、社内公募で社長直下の部門に異動しました。しかし、結局やっている仕事は工場のときと大差なかったです。
もちろん、仕事の規模が工場内と全社と大きく変わったので、それだけでも大きな変化だったのかもしれませんが。。。。
仕事を進めていく中で、批判する人はどこにでもいるし、めんどくさい人もどこにでもいるし、良い人ももちろんどこにでもいるし。。。。
2:6:2の法則でしたっけ。何かをしようとするときに賛成派が2割・どっちでも良い人が6割・反対する人が2割居るといった法則です。
経験上、もうこの通りでした。
会社って、本当にルーチンなんだなと思ったのと同時につまらないと感じモチベーションが一気に下がり、この仕事に自分はコミットできないなと思ってしまったのが実情です。
近々、また異動をしても良いなと思っています。
異動すると出世しにくくはなりますからね、でも、楽しくない仕事を今後も続けていくよりも新しいことにチャレンジしていくことの方が後々良い人生になるのかなと思っています。
まとめ
いかがだったでしょうか。大企業も潰れる今のご時世、出世だけに囚われるのはすごくもったいないことだと思います。出世したからといって、それが幸せなのかも別問題です。自分が満足するような仕事・働き方を実行していきたいですね。自分もまた自分探しから始めたいものです。