こんにちは。Ayamiです。
今回は、古い体質・考え方の企業・業界の特徴と見抜く方法について紹介します。
会社に入ったとき、「今時、こんなことやってるの?」と疑問に思うことはありませんか?
もっとシステムを使って効率化できるのに、いつまで経っても変わらない、古い慣習に囚われているなと感じるときってありますよね。
この記事では、古い体質・古い考えを持っている企業や業界の特徴と見抜く方法を紹介していきます。
古い体質の会社の特徴
古い体質の会社かどうか見極める方法は、従業員の平均年齢が一つの指標となります。
平均年齢が低いということは、古い考えをもった高年齢の人が少ないということです。
社長が全てを決定しているような小さい会社なら別ですが、比較的若い40代前半くらいの人が自分の上司になる場合、「タダ働きして当然」と言うような古い考え方を持っている人は少なく、会社としても古い考え方をしていません。
また、平均年齢が低い会社は比較的近年になって発達した業界であることが多く、中途採用の人材も多く、多様な考え方を持った人が会社にたくさんいます。
そうなると、必然的に古い考え方や時代に合わない考え方は主流ではなくなります。
そのため、会社が社長の独裁でない限り、平均年齢と企業体質は比例すると言っていいです。
四季報などで企業ごとに平均年齢が記載されているので、すぐに判断できますし、制度が高いので古い体質の企業かどうか見抜くこともできます。
古い体質が多い業界の特徴
次に体質の古い業界の特徴について紹介していきます。
古い体質が多い業界の特徴
- 昔から癒着の激しい業界
- 市場を寡占している企業が多い業界
特に建築・土木関係は体質が古いです。
逆にITなど、比較的近年になって発展してきた業界は癒着体質があまりなく、新しい企業の特徴に当てはまります。
具体的に、
- 体質の古い業界例
- 古い体質の企業・業界の判断ポイント
それぞれ紹介していきます。
古い体質が多い業界の特徴①; 体質の古い業界例
古い体質の業界と入れ替わりの少ない業界の例を挙げていきます。
古い体質の業界
- 電気・機械メーカー
- 金融
- 公務員
- テレビ・新聞
- 大手通信会社
電気・機械メーカーは粉飾決算など不祥事を起こした東芝などがまさに古い体質の会社です。
金融は給料が高いですが、基本的に新しいことをする必要がなく、大手メガバンクや地銀が寡占しているのでそもそも競争が起こらない(=会社が入れ替わらない)ため体質はかなり古いです。
テレビ・新聞・公務員も同じで競争が起こらない、かつ寡占されている市場ですよね。
古い体質が多い業界の特徴②; 古い体質の企業・業界の判断ポイント
業界に関わらず古い体質の企業を判断するためのポイントはどういったものがあるのでしょうか。
古い体質の企業・業界のポイントを紹介していきます。
古い体質の企業・業界のポイント
- ・市場を寡占・独占しているか
- ・古くからある業界か
- ・男性社員・女性社員の比率
- ・社員の平均年齢
などが参考になります。
女性社員の比率が著しく低い会社は、男尊女卑体質であるなどジェンダー差別が横行していたり、育児休暇を認めない、暗黙の了解で女性が昇進しにくい環境が出来上がっている可能性があります。
こういう会社も体質が古い業界・会社に当てはまりますよね。
古い体質の企業の特徴と新しい若い企業の特徴
古い体質の企業と新しい若い企業の特徴はどういったものがあるのでしょうか。
基本的には、考え方が違っているだけですが、考えが違うことによって体質・企業文化に大きな影響を与えます。
古い体質の企業・業界の特徴
- 会社を家族のように考える
- 残業が多い
- 一致団結してみんなで頑張るなどチームワークを重んじる
- 年功序列
新しい若い企業・業界の特徴
- 会社での人間関係はドライ
- 実力主義
- 残業は仕事が残った場合のみ
以上のような特徴が挙げられますが、こう見ると新しい若い企業・業界の方がどう考えても良いように見えてしまいます。
しかし、体質の古い企業・業界では、会社を家族のように考え、情に厚い傾向があるので、合う人にとっては居心地が良いです。
また、古い体質の企業・業界は年功序列である場合が多く、一見給料が低いかのように見えますが、会社自体古くからある企業・業界なので、業績が悪くなってしまったとしても安定して給与をもらうことができるメリットもあります。
古い体質の企業・業界で働き続けるデメリット
古い体質の企業・業界で働き続ける場合のデメリットはどのようなものがあるのでしょうか。
古い体質の企業・業界で働き続けるデメリット
- 非効率な業務に時間が割かれる
- スキルアップに繋がらない仕事が多い
- サービス残業が多くなる
- どんなに雑務を完璧にこなしても評価されにくい
- 企業・業界が世の中の時代の変化に付いていけず、衰退していくリスクがある
- 会社のルールだからと言って、無駄な業務に付き合わされる
などのデメリットがあります。
古い体質の会社は、社員を家族のように考えているため、昔からの慣習に囚われてしまったり、残業も周りに合わせて行わなければいけない、無駄な仕事をしなければいけない、こういったことが挙げられます。
現代では、テクノロジーの変化が目まぐるしくなっており、スキルを磨く時間を割くことができず、無駄なルールややり方に縛られ、時間を消費してしまうことはかなり危険です。
いつの間にか年齢を重ね気づいたときには全くスキルが身に付いておらず、無駄な時間を過ごしていただけだった、今更転職できるスキルすら身に付いていない…と言う状態になりかねません。
古い体質の会社は情に厚く、社員を家族のように考えますが、世の中の変化に付いていけないと徐々に衰退していく可能性がだってあります。
最悪、倒産してしまい、行き場を失い露頭に迷ってしまうことも…。
転職先は新しい体質の企業・業界がおすすめ
古い体質の企業だと、新卒からずっとその会社に居る社員で年長者が多く、仲間意識が強いため、新入社員が可愛がられる傾向があります。
ただ、中途や第二新卒で入社した場合、新卒として扱われず、「後輩」という感覚が上手く定着せず、新卒のときより明らかに可愛がられません。
それは仕方ないことですが、古い体質の企業には、中途社員や第二新卒の社員があまりいないことが多く、途中で入ってきた人はやりづらくなる傾向があります。
逆に新しい体質の企業だと、中途採用で入社した社員が多く、変な仲間意識がないため会社全体に中立的な雰囲気があります。
そのため、古い体質の企業に転職することはなるべく避けた方が良いかもしれません。
企業・業界の体質が古いのか、新しいのかはかなり重要な要素なので、中途採用や第二新卒で自分に合う企業を選びたいと思っている人は、業界ごとの体質は理解しておいた方が良いです。
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まとめ
いかがだったでしょうか。
古い体質の企業・業界は創業してから長く、市場を寡占しているため競争が少なく安定しているため、社員を家族のように考える慣習があります。しかし、そんな会社も今後も業績が安定するとは限りません。
市場は常に変化しており、テクノロジーの進歩により時代が確実変わってきています。
その時代の変化に付いていけない企業・業界は衰退していく可能性が高いです。
これからは個人の時代です。個人で戦えるスキルや実力を身に付けていくことが重要になります。
新しい若い企業・業界は、今後も成長していく可能性が高く、古い企業では経験できないようなことも経験できます。
これからの人生を考えると新しく若い会社で実力を伸ばし、様々な経験をし、成果を出していくことが人生や収入や安定してくると思います。
転職を検討するなら、新しく若い企業・業界を選んで転職活動をしてみてくださいね。
参考; ヤバイ会社に漂う職場の雰囲気