家買うとなると、何千万円の支出になりますよね。
金額も大きいので、なるべくお得に購入したいと思っている方も多いです。
数千万円を一括で支払えない方も多く、ほとんどの方が住宅ローンで金融機関からお金を借りるのが通常です。
金融機関からお金を借りるので、借りた金額+金利分を35年間など長期的に継続して、払い続けなければいけません。
そのため、なるべく安い金利でお金を借りたいですよね。
また、住宅ローンを組むと住宅ローン控除というものが受けられます。
住宅ローン控除は、いわゆる「住宅ローンを組んだら、一定期間減税しますよ」という制度です。
会社員にとっては、節税できる数少ないチャンスなんです。
節税で税金を抑え、お金を借りる金利を抑えることで、住宅ローンを組みお得に家を購入することができます。
今回は、住宅ローン控除を狙い、かつ金利の安い金融機関を選ぶこと含め、家を買うまでの手順を解説していきます。
こんな方にオススメ
- 家を買おうとしている方
- 住宅ローン控除を受け、節税したい方
- 金利の安い金融機関で住宅ローンを組みたいと考えている方
手順①:住宅ローン控除が対象となっている家を選ぶ
まず、1番最初にやらなければいけないのが、どの家を購入するかです。
住宅ローン控除で節税をする場合は、いくつかの条件を満たさなければいけません。
住宅ローン控除を受ける条件
- 自分が居住するための住宅購入であること
- 床面積の合計が50㎡以上であること(マンションの場合は、共有部分は含まない)
- 購入者の年収が3,000万円以下であること
- 住宅ローンの借入期間が10年以上であること
- 過去2年間で他の税金優遇を受けていないこと
中古住宅の場合は、下記の条件もプラスされます。
- 20年以内に建築された物件であること
住宅ローン控除を受けるには、上記の条件をクリアしている必要があります。
床面積50㎡以上とは、だいたいマンションだと2LDK以上の物件になります。
また、どんな家がいいかは、個々のライフスタイルによって異なります。
事前にどんな物件を購入したいのか、価格はどれくらいがいいのか、間取りはどれくらいがいいのか、ある程度決めてから、様々な物件を見ていくことがおすすめです。
買いたい家を選ぶステップ
Step1:ライフスタイルに合わせ、購入したい家の条件を整理
Step2:物件情報を調べ、SUUMOなどで情報収集を行う
Step3:気になる物件があったら、不動産屋さんに連絡し、見学を行う
Step4:いくつか見学を行い、購入したい物件を選ぶ
このようなステップで買いたい家を選んでいきます。
まずは、住みたいエリア、間取り、価格、立地などを検討することから始め、物件情報サイトで、実際に物件を検索していったほうが効率的です。
初めて家を購入する方は、ほとんどの条件をクリアしていると思いますが、床面積が50㎡以上の物件という条件にはちょっと注意が必要です。
手順②:住宅ローンを組む金融機関を複数選ぶ
購入したい家が決まったら、次は、住宅ローンを借りる金融機関を選びます。
金融機関によって、それぞれ金利や借入条件が異なります。
複数の金融機関から、金利や借入条件などを比較し、条件がよさそうな金融機関を複数選びます。
今は、夫婦二人で返済の責任を持つペアローンなどもあるので、住宅ローンタイプも検討してみてくださいね。
ペアローンにすると、一人で借入をするよりも、住宅ローン控除額の合計金額が数十万くらい増え、節税効果が高まることも…!!!
基本的に借り入れを行う金融機関は、口座をすでに持っているゆかりのある銀行をいくつかピックアップしてみてくださいね。
必ず複数の金融機関を選んでください。
年収や職業・借入履歴など複数の要因で、個々に金利は変わりますし、そもそも審査が通らない可能性があります。
一つの金融機関に絞ってしまうと、審査に通らず借入ができない、金利が高いリスクもあるので、必ず複数の金融機関を候補に挙げましょう。
手順③:住宅本舗で仮審査を行う
購入する家が決まり、どの金融機関から借り入れを行うかある程度複数に絞れたら、住宅本舗で本審査を行う前に仮審査をしましょう。
仮審査を行うメリット
- 無料で仮審査してもらえる
- 簡単!手軽!
- 最大6銀行に一括で申し込める
- 同時に複数の金融機関の借入条件を比較できる
- 申し込める(本審査できる)金融機関がわかる
- 金利・諸経費・保証内容・総支払額がわかる
- 95銀行から仮審査を行う金融機関が選択できる
一括で簡単に仮審査してもらえるので、、審査に通らず借入ができない、金利が高いリスクを回避することができます。
仮審査申込~仮結果までは、だいたい約3日~14日かかります。
手順④:仮結果を比較し、1番良いと思った金融機関に本申込み
仮審査を行ったあとは、仮結果を見て、住宅ローンの借入を行う金融機関を決めます。
本審査を行う際は、家の購入手続き(売買契約)を結んでいないと本審査できません。
売買契約時は、「手付金」が必要になります。
「手付金」の目安は、未完成物件の場合「売買代金の5%以下かつ1,000万円以内」、完成物件の場合は、「売買代金の10%以内かつ、1,000万円以下」です。
↓仮審査~本審査・借入までのイメージ


金融機関ごとに比較するポイント
- 金利
- 諸費用
- 保証内容
- 総支払額
上記のポイントのどこに比重を置くのかが重要です。
それぞれ比較し、住宅ローンを組む金融機関が決まったら、その金融機関に本審査の申し込みを行います。
本審査を行う上で、必要になる書類がたくさんあります。
本審査時に必要な書類(例)
- 本人確認書類(運転免許証、健康保険証等)
- 収入確認書類(源泉徴収、住民税決定通知書等)
- 物件確認書類(売買契約書等)
金融機関によって、申込み方法は異なるので、それぞれの金融機関で確認してみてくださいね。
手順⑤:本審査を通過。借入を開始する
本審査を通過したら、借入を開始しましょう。
借入を開始するために、借入の契約終結が必要です。
借入の契約終結時にも、いくつか必要書類があります。
契約終結時の必要書類
・本人確認書類(運転免許証、健康保険証)
・融資金入金口座を確認するための書類(入金口座の通帳等)
手順⑥:年末調整で確定申告を行い、住宅ローン控除を受ける
住宅ローン控除対象の物件を購入かつ、住宅ローンを利用して家を購入すると、翌年から「住宅ローン控除」を受けることができます。
住宅ローン控除は、入居した年から10年間、所得税の控除を受けることができます。
住宅取得2年目から住宅ローン控除が受けられるため、確定申告、年末調整を必ず行ってくださいね。
会社員の方であれば、毎年10~12月ごろに年末調整が行われます。
控除分が1年分戻ってきますよ。
まとめ
会社員で行える節税は限られています。
節税の一つに住宅ローン控除ですが、住宅ローン控除が受けられる物件選びを行ってくださいね。
また、住宅ローンの総支払金額を抑えたい場合は、複数の銀行に仮審査を行ってもらい、金利や保証内容など見比べ、慎重に借り入れを行う銀行を選んでください。
なんだかんだ数十万~数百万円の差が出てくるものです。
数十万~数百万円もお得にお家が購入できると考えたら、うれしいですよね。
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