会社・職場で起きたいじめ・パワハラとその対処方法③
こんにちは、Ayamiです。
今回は、実際に自分の身に起きたいじめ・パワハラではありませんが、職場で起きたいじめ・パワハラを紹介します。
この話は、私が当時工場に勤めていた時の話で、いじめ・パワハラを受けた方は45歳くらいの男性・職長(係長みたいな職位)の方でした。
この方は、この工場の売上8割を誇る複数の生産ラインの管理を行っていた方で部下は80名くらい、27年間その工場で勤勉に勤めてきた方です。
そして、いじめ・パワハラを行った人は、その方の直属の上司である課長でした。この課長は、1年半前くらいに別の工場から私が居た工場に異動してきて、異動して初めて課長になった方で、年齢は47歳くらいの方でした。
今回は、このお二人の話になります。
目次 会社・職場で起きたいじめ・パワハラ いじめ・パワハラをされたときの対処方法 まとめ
会社・職場で起きたいじめ・パワハラ
私の会社は、1つの事業所や工場で働き続ける働き方(エリア社員)といろいろな事業所や工場を転々とする働き方(ナショナル社員)といった区分があります。
管理職になると、必然的にナショナル社員にならなければいけないのですが、管理職になるまでエリア社員として働き続ける方も多いです。
そして、今回対象になったのが、管理職ではなくエリア社員でずっと同じ工場で働いてきていじめ・パワハラを受けた方(Aさん)と別の工場から異動してきてAさんの直属の上司となった課長(Bさん)です。
Aさんは、ずっと27年間同じ工場で働いてきたので、工場内のことや知識・経験が豊富で何でも知っていました。
現場からの叩き上げで地位を上げてきた人で、自分のやり方を貫くような人でした。やっぱり現場からの叩き上げってことで、品はあまりよくなく、口が悪かったりするような方でしたが、すごく周りを見て、仕事も丁寧にこなすような方でした。
そしてBさんは、他の工場から異動してきているのでAさんよりも様々な経験や知識を持っている方でしたが、工場内のことがあまりわかっていませんでした。Bさんは課長への出世と同時に異動してきたので“何かを成し遂げよう”と意気込みが強かったんだと思います。
また、そのBさんの上司の工場長も勢いのある方だったので工場長の期待に応えようとBさんも頑張っていたと思います。
毎日ルーチン仕事を私がしていて飽き飽きしていた春先の出来事です。
ある日突然、Aさんに辞令が出ました。
その内容は、工場の売上8割を占める複数の生産ラインのトップを外れ、工場の売上8割を占める生産ラインの改善プロジェクトを実行するプロジェクトリーダーとして従事するような内容でした。
この辞令を聞いた私は頭の中が“???”となりました。
”生産ラインのトップ外す必要なくない?" "担当できる人も多くないし兼任で任せればよいのでは?”
と思いました。
後々、聞いた話ですが、これは、Aさんは自分を貫く方だったので、Bさんと意見が合わなかったみたいです。そして、BさんはそんなAさんをマネージメントせず、Aさんを実質左遷させることが裏の目的でした。
そして、内示時、AさんとBさんの間で
“このプロジェクトが終わったら、Aさんを今のポジションである複数の生産ライントップに戻す”
と約束をしました。
その言葉を信じて、Aさんはプロジェクトリーダーとしてプロジェクトを約1年間リードし、そのプロジェクトが無事に終わりました。AさんはBさんの言葉を信じて”やっとこれでこれまでのポジションに戻れる”と思った矢先、また内示が出たんです。
“プロジェクトリーダー兼特命担当”
これは、Aさんにとっては屈辱的でした。
戻れると思ってやってきたのに戻れず、ましてや新しいプロジェクトも決まっていない中でプロジェクトリーダー、そして特命担当なんてましてや仕事がないようなものでした。
その後すぐに、Aさんは、Bさんに抗議しました。
“複数の生産ラインのトップに戻れると信じてプロジェクトをやってきた” “決まってもいないプロジェクトと特命担当は屈辱的だ” “納得できない”
と。
Bさんは説得を試みましたが、Aさんは最終的に部屋を出て行ってしまいました。
そこからBさんが取った行動は、
- 内示はそのまま続行
- 仕事を与えない
- 課が行っている定例会議にも呼ばない(呼ぶ必要がない)
- 新たなプロジェクトを別の人達で構成
Bさんは完全にAさんから仕事を奪ったんです。
Aさんは、仕事がありませんが長年勤めている工場なので自分なりに工場をよくするために仕事を見つけその仕事をしていました。
そういった状況が3カ月くらい続き、最終的にAさんは自ら辞表を出し会社を辞めてしまいました。
いじめ・パワハラをされたときの対処方法
これが起きた要因は、
Aさん:プライドが高すぎて、大人になれなかった
Bさん:うまくAさんをマネージメントできなかった
こういったことは、普通に日常に溢れています。
上司の言うことを聞けなかったAさんにも、上手くAさんをマネージメントせず約束も守らなかったBさん、どちらも結局お互いが悪いですが、上司は自分よりも確実に力があります。
納得できないこともやらなきゃいけないときもありますが、上司は気に入らない人を簡単に干すこともできますし、ましてや私たちは上司を選べません。自分がやりたいようにやるならそこで偉くなるしかありません。
また、プライドを持って働くことはとても良いことです。ただ、柔軟性に欠けると上司から扱いにくい人として追いやられていきます。
柔軟性を持って仕事に取り組むとともにいつこういった状況があなたの身に降りかかるかわかりませんし、もう降りかかっている方もいるかもしれません。
追いやられている環境下で、仕事を続けるのはとてもしんどいです。
その状況を打破するためには、いつでも自分の力で環境を変えられるように事前に準備をしておく必要があります。
それは、転職市場をみて自分の市場価値を知っておき、いつでも自分が転職できる体制を取っておくことで、逃げ道ができ回避できます。
合わない上司・嫌いな人が上司になる環境です。いつでも逃げ道は作っておいた方が賢明です。
事前準備の第一ステップとして、転職サイトに登録だけでもしてみることをお勧めします。
まとめ
いかがだったでしょうか。私はこの状況に入社3年目で合ったので、この時上司の権力を思い知った出来事でした。そして、こんなドラマみたいなことが起きるんだと、Aさんは最終的に自分から辞表を出しましたが、働き盛りで子供も居る一人の人間の人生を棒に振ったBさんは今頃なにを考え・どう思っているんだろうと不思議になります。ちなみに、これが起きた後、私の直属の上司がBさんになったんですが、私もBさんは嫌いです。