こんにちは、Ayamiです。
今回は、希望退職の対象になった…辞めずに残るときの心構えを紹介していきます。
終身雇用を前提としてきた日本企業ですが、近年早期退職・希望退職などの人材整理が一般化されてきています。
これまでは、経営状況が傾き赤字が続いた場合の最終手段として使われてきた希望退職ですが、近年では過去最高利益を出した企業でも希望退職を募集する会社があり、ニュースでも話題になったばかりです。
希望退職は経営状態が悪化しており、会社として希望退職を募集している…対象になってしまったけど、会社を辞めずに残ろうと思っているという方向けの記事になります。
目次
希望退職の募集があっても無理に辞める必要はない
希望退職で辞めずに会社に残るときの心構え
希望退職で辞めずに会社に残った場合、あなたがやるべきこと
まとめ
希望退職の募集があっても無理に辞める必要はない
今後景気が後退していく中、会社側も経営状況が悪くなる前に人材整理として40代以上の方を対象に希望退職の募集が各会社で行われていきます。
今の企業のほとんどは、社員の7割が40代50代を占めている場合がほとんどなので、その中で「生産性が低く、かつ高い人件費」を支払っている40歳以上の人員を整理し効率化・コストカットをしたい考えを会社側は持っています。
希望退職に応募するかしないか、退職するかしないかを検討する中で、
「業界、自社の事業が時代に合わない、遅れている」
「経営サイドが明確に今後の方向性を示さない」
「デジタル化などに着手せず未だに昭和的働き方を強いっている」
など、会社に不信感を抱いたりその会社で働き続けることに不安やリスクを多く感じる会社であれば、すぐに転職活動を考える方が良い場合もありますが、そうでないのであれば、希望退職への応募、退職は慎重に考えたほうが良いです。
「明確にやりたい仕事がない」
「時代の変化に対応できない」
「特別スキルを持たない」
というような人は、割増退職金があっても、転職になかなか上手く行かず次のステージに移れないので、多少の収入ダウンや理不尽な処遇・待遇になったとしても辞めるべきではないです。
会社側から整理対象者としてリストアップされたとしても不透明な先々に無理に舵を取ることなく辞めずに残るのも、一つの正しい選択肢です。
希望退職で辞めずに会社に残るときの心構え
ただ、希望退職に応募しなかったから自分はこの先数年は大丈夫…と思ってしまいがちですが、そもそも会社も会社の希望通りに希望退職に応募しない人が一定数居ることは理解しています。
そのため、何かしらの処置を検討している場合が多いため、それを事前に理解しておく必要があります。
希望退職で辞めずに会社に残るときの心構え
- 収入が減少する
- 従来の仕事やキャリアから全く関係のない単純労働の部署へ異動
- 役職やポジションが無くなる
- 社内の周囲の目が変わる
- 自分の部下が上司になる
などの事象が起きます。
会社側は、もともと辞めてほしかったのに残ってしまったので、従来の仕事には留めず働き盛りの若手にポジションを与えたり、仕事が単純労働に変更になったためそれに見合った給料したり、何かしらコストカットのため対処してきます。
こんなことが起きたら、働くモチベーションが下がってしまいますよね。
でも、しょうがないのです。
会社側は辞めてほしい人が残ってしまったと思っているんですから。
だから、希望退職の募集があり応募しなかった人はそういった会社の思惑を理解しなければいけませんし、左遷・給与減などを覚悟した上で残る選択をしなければいけないのです。
そういった環境の中で働くのは、確かにストレスも溜まり、居づらさを感じるかもしれませんが、こういうときこそこれからの自分のキャリアを見直すいい機会です。
これまで、入社後も配属、異動、転勤、昇進などのキャリア形成を会社任せにしてきたので、希望退職者の対象にリストアップされたことも、残るしか選択肢がなかったことも言ってみればこれまで会社任せにしてきた結果です。
希望退職で辞めずに会社に残った場合、あなたがやるべきこと
希望退職で辞めずに残る選択をしたのであれば、たとえ理不尽でモチベーションが下がる職場であっても、生活保障の観点からそれらを受け入れ、一方で「自分のキャリアを真剣に考え行動していく機会」と捉えてください。
希望退職で辞めずに会社に残った場合、あなたがやるべきこと
- 資格やスキルを身に付けるためにスクールに通ったり、オンライン教育を受ける
- 自己啓発、キャリアデザインなどのセミナーに参加し自分自身を見つめなおす
- 若手起業家やニュービジネス関連の本などを読み、世の中の変化やビジネスアイデアを調べてみる
- 副業について情報収集し、少しずつ始めてみる
- 転職市場や自分の市場価値を測るため、転職エージェントに登録し転職活動をしてみる
これからの自分の働き方や自身のポートフォリオを形作っていってください。
これからは、「○○会社の社員であること」よりも「何ができるのか、何を仕事にしていくか」に価値がある世の中になっていきます。
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まとめ
いかがだったでしょうか。希望退職に応募せず残る場合は、会社の駒となり会社の指示に一生従い続けなければいけません。また、会社側から不要な人材とレッテルを貼らるということなので、今回は免れたが次回希望退職の募集があった場合、面談の回数が増え辞める意向を固めるよう上司や人事から必要以上に問われる可能性だってあるのです。
会社側に不要な人材として定年までぞんざいに扱われることほど酷なことはないです。今の状況を受け入れ、キャリア・働き方を見つめなおし、今の会社に留まり続けるのか別の道を模索していくのかどちらが自分にとって最適解なのか判断していってくださいね。
参考; 希望退職を募集し始めた会社のヤバイ裏事情…不要な社員を辞めさせたい
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