そもそも志望動機って重要なの?
こう思っている方って実際に多いです。
志望動機って言われても、「どこでもいいから働きたい」なんて言えないし…。
就きたい仕事の求人があったから、応募しただけで、なんでその会社に応募したのかなんて、給与・福利厚生がしっかりしていそうだからっていう理由だし…。
志望動機で悩む方って本当に多いんです。
私も就職・転職活動のとき、いつも頭を悩ませていました。
しかし、そんな難しい志望動機をきちんと説明できたら、ライバルにすごく差をつけることができるんです。
こんな人におすすめ
- 就職・転職活動中で他のライバルに差を付けたい
- どうしても行きたい会社がある
- 内定がなくて、焦っている
- なかなか面接が通らない
就職・転職活動の面接で見られているのは実は、3つだけ
面接ってとっても緊張しますよね。
自分を査定されているかのように感じてしまう方も多いはず…。
どうしても、面接をする企業側と面接をされる応募者側、、、劣勢なのは応募者側と感じてしまう方も多いです。
面接時間は、だいたい30分前後です。
逆に言えば30分間でどれだけ自分をアピールできるかが勝負です。
私も採用担当をやるまでは、そう考えていました。
しかし、採用担当をやってみて気づいたことがあるのです。
それは、、、たった30分ではなにもわからないということ。
そんな中、採用する・しない、もしくは、次の選考に進む・進まないを確定しなければいけないんです。
たった30分で見れる・見られるのは、たった3つだけでした。
面接で見られる3つのこと
- 応募者の雰囲気や第一印象
- 志望度ややる気、モチベーション
- 募集している仕事と応募者の能力・スキルがマッチしているか
これくらいです。
もはや、この3つで採用する・しない、選考を進める・進めないを決めているのです。
採用担当になって、初めて知ったというか、初めてわかったので本当に衝撃でした。
応募者の第一印象は、面接が始まって最初の自己紹介で決まります。
そして、話し方や雰囲気でその人の人となりを判断。
志望度ややる気、モチベーションは、「どれだけアピールしようとしているか」と「志望動機」の内容で決まります。
最後に、募集している仕事と応募者の能力・スキル、人となりがマッチしているかということを総合的に判断しています。
応募者にとっては、長い30分間ですが、面接官にとっては、短い30分です。。。
ただ、面接をしていて、「この人ちょっと違う…」と思った応募者に対して、質問を掘り下げていっても、結局挽回することはなく、面接者側が残念な気持ちになることが多いです。
逆に、「この人いい!!」と思ったら、どんな質問をしても面接者側を満足させてくれる回答をしてくれます。
面接官が面接中に判断していること
第一印象が良いor悪い?
↓
では、志望度は?モチベーション、やる気はある?
↓
仕事内容と応募者の能力・スキルはマッチしている?
こういった順で、応募者の事を見ています。
たった3つだけです。
逆に、この3つを押さえるだけで、かなりの数の面接は突破できます。
企業が面接のとき確認したいことは1つだけ
では、逆に企業が面接で確認したいことってなんでしょうか?
それは、「この会社で長く働いてくれるか」ということだけです。
長く働いてもらうために、下記のことを確認しています。
- 会社の文化や既に働いているメンバーと応募者が仲良く働けそうか
- 応募者本人の志望度・モチベーションはどれくらいあるのか
- 仕事内容と応募者の能力・スキルがマッチしているか
面接官の頭の中を解説すると、、、
自己紹介で、既に働いているメンバーと仲良く働けそうか判断
↓
志望動機を聞き、内定辞退や入社後の早期退職のリスクを判断
↓
応募者の能力・スキルを確認し、採用する・しない根拠を固める
面接官によっては、応募者の能力・スキルを確認して、採用する・しないという根拠を固めた後に、志望動機を聞き、内定辞退や入社後の早期退職のリスク有無を判断する方も居ます。
だいたい、第一印象と能力・スキルは、みなさん取り繕っていろいろ言ってくれるんです。
特に、能力・スキル、ビジネススキルや経験などは、応募者の方はみんな準備するんです。
プログラミングやエンジニアなど特殊なスキルが必要な職種以外は、基本的なビジネススキルや前職と同じ職種であればその経験を説明することで、判断が付きます。
また、応募者にとっても自分の過去の経験などを説明するので、ほぼ準備いらないですし、説明も楽なんです。
一方で、志望動機は、面接官にとって重要な判断材料の一つになるにも関わらず、応募者はきちんと言えないことが多いんです。
志望動機は、その会社のこと、その仕事のことを自分で調べ、理解を深めた上で、自分の価値観と照らし合わせる必要があり、応募者にとっては結構難しいです。
言い換えると、志望度が高くないと、志望動機はそこまで準備しない人が多いんです。
応募者があまり準備しない、一方で面接官は重視しているので、志望動機次第でライバルと差をつけることができます。
そのため、企業が確認したい重要視をしている項目をしっかり押さつつ、志望動機をきちんとえることで、採用される確率はグッと上がります。
私が実際に、採用担当をしたときに感じたこと
私が実際に採用担当として、面接を行ったときに応募者の志望動機はかなり残念なものばかりでした。
実際に、採用担当をしたときに志望動機で感じたこと
- 志望動機があいまい
- なぜここに応募したのかわからない
- この会社・この部門で実現できない夢を語っている
こんなことが日常茶飯事でした。
具体的に紹介していきます。
募集要項
売上1兆3千億円ある企業で、社長直下に位置する組織で社内コンサル・プロジェクトの推進をしている部門です。
メンバーは、それぞれ特定にプロジェクトに属してもらい、プロジェクトにおいて、特定の範囲内の責任を持ち、プロジェクトを進めるプロジェクトアソシエイトを募集しています。
プロジェクトは、多岐に渡りますが、中期経営計画に沿ったプロジェクトで、営業や人事・総務など各部門のコストダウンの推進や効率化、売上増を目指すプロジェクトが多いです。
これに対して、応募者が実際に説明した志望動機を2つ紹介します。
応募者の志望動機①
M&Aを行ってきた中で、事業部制を取っている御社では、顧客の要望に応えにくい組織になっていると考える。
その理由として、製商販がそれぞれの部門最適を考えてしまっているため、顧客の要望が通りにくい、顧客の要望を伝えるのに時間と手間がかなり発生する。
そのため、貴部署で顧客の要望に応えられるような商品作り、プロセスの見直しをして、顧客の要望に応えられるような商品作りがしたい。
これどうですか?
言っていることはまともですが、私の部門は商品を作る部署ではないですし、プロセスの見直しは、開発や営業などどの部門でもできるような内容です。
開発に行かれたほうが良いのでは…?と率直に思ってしまいました。
これは、志望度ややる気うんぬんというより、私の部門と応募者の要望がミスマッチしているケースです。
応募者の志望動機②
大企業で、会社の末端の部門ではなく、より社長に近い部門で働きたいと思った。
また、働き方改革により、働き方を迅速に変化させてきている御社で、より誰もが働きやすい環境を目指したプロジェクトがやりたい。
これは、まずこの会社・この部門を志望した理由があいまいですよね。
そして、掲げた夢が誰もが働きやすい環境、、、働きやすい環境を求めているの?あまり働きたくないとそもそも思っているの?と感じてしまいました。
例として2つ紹介しましたが、ほとんどがこんな感じです。
そもそも、仕事内容と応募者のやりたいことがミスマッチで、応募者の要望を応えられないものだったり、、、
仕事内容の理解が甘く、あまり志望度を感じられるものではなかったり、、、。
現実は、志望動機をきちんと言える人は少ないということです。
そのため、志望動機でライバルと簡単に差をつけることができます。
志望動機は、自分のやりたい仕事と働きたい会社・仕事を上手くマッチさせることが必要です。
そのために、企業研究、仕事理解が不可欠です。
企業研究、仕事理解を深めていく中で、自分とマッチしている項目を洗い出し、志望動機を作成できれば、それだけで、ライバルと差をつけることができますよ。
総合的に求人数が多く、20代・第二新卒・既卒向けであれば、マイナビジョブ20’sがおすすめです。
まとめ
実際、面接官が30分程度の面接で見られることは、応募者の雰囲気や第一印象、志望度ややる気・モチベーション、募集している仕事と応募者の能力・スキルがマッチしているかの3つだけです。
そして、面接官が見ているのは、1つだけで「長く働いてくれるか」と言うことです。
長く働いてくれるかを判断するために、様々な局面から総合的に判断していきますが、その中で志望動機はほとんどの応募者がきちんと言えない・説明できません。
そのため、志望動機で簡単にライバルと差をつけることができます。
参考; 転職活動の進め方とポイント
参考; 転職が成功する人の特徴