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将来性のある企業の特徴

こんにちは、Ayamiです。

今回は、将来性がある企業の特徴についてご紹介します。

これから景気が後退し、どの企業も生き残りをかけて熾烈な戦いが待っています。

そんな環境下で生き残れる企業にはどんな特徴があるのでしょうか。

また、企業が生き残っていくためにもリストラや人材の配置転換を行う企業が多いです。

最近のニュースで過去最高の利益額を出している企業が将来を見据えリストラに踏み切ったと報道されていました。

今後あなたが生き残っていくためには、将来性のある企業に入り、そこで生き残れる人材に成長していかなくてはいけません。

今回は、将来性のある企業の特徴とその中で生き残っていく方法についてご紹介します。

目次

  • 将来性のある企業の特徴
  • 将来性のある企業に居ても生き残れない人材の特徴
  • 生き残る人材に必要な能力
  • 生き残る人材になるためには…
  • 現在将来性のない会社で働いていると感じたら…
  • まとめ

将来性のある企業の特徴

現在の経済やビジネスは、「VUCS World」です。

「VUCS World」とは、Volatility(不安定)、Uncertainty(不確実)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)という言葉の4つの頭文字を取った造語で、揮発性で不確実で、複雑で曖昧な世の中という意味です。

こういった環境下でこれからビジネスをしていかなくてはいけないということになります。

そんな中で、現在勤めている企業に「将来性」があるのか、ないのか気になる方が多いと思います。

将来性のある企業の特徴を見ていきましょう。

まず、会社の将来性は、内部に所属しているからこそわかる部分とわかりにくい部分があるため、一旦自分が社員であることを忘れ、株主や投資家の気持ちになって客観的に自分の会社を見ることが重要です。

将来性のある企業の特徴

  1. ここ数年、会社が成長している
  2. 主力事業において、業界全体が衰退期に入っていない
  3. 「会社のビジョン・目標」を社員が共有している
  4. 恒久的な人材不足、高離職率の状態に陥っていない

それぞれ解説していきます。

将来性のある企業の特徴①; ここ数年、会社が成長している

会社が成長している企業は将来性のある企業ですが、ただ単純に業績が良いということでは会社が成長しているとは言いにくいです。

成長には業績ではなく、様々な分野で成長をしているかどうかが判断基準になります。

具体的には、業績にはまだ表れていないけれども、新規事業を開始し着々と進められている、ペーパーレス化、テレワークの導入など社内システムが効率的になってきているということも「成長している」と言えます。

一方で、成長していない会社は、事業開拓ではなく、既得権益頼みになっている、業務改善を行わない、ワンマン・一族経営が続いてる、こういった会社は成長していない会社になります。

将来性のある企業の特徴②; 主力事業において、業界全体が衰退期に入っていない

ひと昔前に流行したガラケーが今ではスマホに代えられたように、基本的にどんな隆盛した商品であってもいずれは衰退期を迎えます。

この現象は業界や市場という規模でも同様のことがいえ、このサイクルのことを「マーケット・ライフサイクル」と言います。

例えば、インターネットの発達を受け、印刷業界も緩やかな縮小傾向にありますが、電子書籍業界は導入・成長期を迎えています。

このように私たちの生活に当たり前だった業界すら衰退期を迎えることもあります。

今勤めている会社の主力事業が導入・成長期であれば今後伸びていく会社・業界でもあるので将来性がある企業と言えます。

将来性のある企業の特徴③; 「会社のビジョン・目標」を社員が共有している

会社のビジョン・目標は会社全体の方向性です。

いくらすばらしいビジョン・目標を立てたとしても、社員全体で共有し、それらに応じた行動を取らなければ意味がありません。

会社のビジョン・目標に「夢」や「やりがい」と言った曖昧な言葉が入っている場合は、気を付けた方が良いです。

ビジョン・目標を達成するために会社が行っていることが曖昧・不明確であれば、会社全体の方向性が定まっていないため、将来危うくなってしまう可能性があります。

例えば、ディズニーでお馴染みのThe Walt Disney Companyでは、企業理念の一つに「ディズニーの「魔法」のイメージを徹底的に管理し、守る」ということが掲げられています。

世界各地にディズニーランドができ、多くのディズニー作品が生まれてきましたが、長年にわたりずっとこの企業理念が続けられています。

ビジョン・目標が明確で社員に共有されれば、数十年にわたって理想的な姿であり続けることが可能になります。

将来性のある企業の特徴④; 恒久的な人材不足、高離職率の状態に陥っていない

将来性のある企業は、人材が一番の会社の資本であることを理解しています。

また、人材を会社が大切にしているからこそ社員のエンゲージメントが上がり、離職率が低くなったり、優秀な人材が集まってきます。

将来性のある会社は継続的に成長していくことが不可欠ですが、人材不足や離職率が高いといった状況は、成長の原動力が不足している状態であり、どんなに資産を持っている会社であっても必ず衰退していきます。

また、社員の士気が下がっていて、座ってハンコを押すだけの上司、前例に固執し改善のない業務ばかりをこなす社員が多く居る企業も危ないです。

将来性のある会社は、社員が士気高く業務改善に意欲的に取り組んでいます。

将来性のある企業に居ても生き残れない人材の特徴

もし、あなたが将来性のある会社に勤めていたとしても安心してはいけないです。

会社は生き残っていくために、業務改善を行い効率化していきます。

効率化していくと、今まで必要だった人材が必要ではなくなり余ってきてしまいます。

そういった人材を会社は整理するために、リストラや人材の配置転換ということで窓際部署に異動させられたりする可能性だってあります。

では、将来性のある企業に勤めていても生き残れない人材はどのような人なのでしょう。

将来性のある企業に居ても生き残れない人材の特徴

  • 途上国でもできる仕事をしている
  • 機械やロボットでもできる仕事をしている
  • 反復性のある仕事をしている

こういった仕事は今後日本から消えていきます。

しかし、この条件に該当する仕事はかなり多いため、消えていく仕事は多いのです。

今の子供たりの65%は、大学卒業時に今は存在していない職業に就く。

“今後10~20年で、雇用者の薬47%が自動化される“といった予測もあるように、将来の変化を予測することが困難な時代を生きる子供たちに対しては、社会の変化に受け身で対処するのではなく、自ら課題を発見し、他者と協働してその解決を図り、新しい知・価値を創造する力を育成することが課題である。

教職員等の指導体制の在り方に関する懇談会提言

 

上記のように米国では10年以内に半数以上の仕事が消えるという研究もあります。

このように生き残れる会社でも消える仕事や人材があるので、見極めることが重要です。

生き残る人材に必要な能力

これからは創造性があり、反復性がないこと、つまり、イノベーションとかクリエイティブ、プロデュース、といったキーワードに代表される能力が必要になっていくということである。

ハイ・コンセプト

「ハイ・コンセプト」の前置きに、大前研一氏がこのように書いています。

具体的に今後必要になってくる能力を紹介します。

生き残る人材に必要な能力

  • 機能だけでなく「デザイン」
  • 議論よりも「ストーリー・テリング」
  • 個別よりも「全体の調和をとる力」
  • 論理だけでなく「共感力」
  • まじめだけでなく「遊び心」
  • モノよりも「生きがい」

これらを追求した仕事や能力を持つ人材は今後生き残ることができるでしょう。

これらの能力は、途上国や機械やロボットにできたり、反復性を有する領域ではないため、今後重宝されていく能力になります。

生き残る人材になるためには…

今後生き残っている人材に必要な能力はわかったけど、実際生き残る人材になるためにはどうしていけばよいのかわからないですよね。

生き残る人材になるために、具体的な行動を紹介します。

  • 本を読む
  • 体系的に理解できるよう資格を取得したり、勉強をする
  • 人脈を広げ異業界・異職種の人の話をし、共感力を磨く

こういった行動をすることで、視野が広がったり、スキルが上がったり、共感力などを鍛えることができます。

現在将来性のない会社で働いていると感じたら…

もしあなたが将来性のない会社で働いていると感じている場合は、今の会社に長く留まることを考えるのではなく別の道を探していったほうが良いです。

今すぐに働いている会社を辞めるのではなく、会社の経営状況が危なくなる前に逃げれる準備をしておくことをオススメします。

具体的には、

  • 現職でスキルアップを目指す
  • 転職サイト・エージェントに登録して、転職市場の動向を把握する
  • 現職で転職時アピールできるような実績を作る

以上をお勧めします。

これらを行っておくことによって、何かあったときにすぐに実績もスキルもあるため転職がしやすくなります。

また、会社の経営状況が悪くなる前でも、早めに転職してしまうことを一つの手です。

転職は、年齢によって難易度も変わってくるため早めに動いた方が得であることが多いからです。

転職しようとしている方向けに、サポートが豊富で私がおすすめする転職エージェントです。

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参考; 転職が成功する人の特徴

まとめ

いかがだったでしょうか。将来性のある会社に勤めているだけでは、一生安泰ということではないことがご理解いただけたのではないでしょうか。今勤めている会社が将来性がないと感じているのであれば、近い将来方向転換をすることをオススメしますが、将来性のある会社に勤めても安泰ではないため、個人のスキルを継続して伸ばしていく努力をしていくことをオススメします。

参考; 将来性のない会社の特徴とは..?衰退していく企業

参考; キャリアアップするためにすべきこと

参考; スキルアップを図るための有効的な手段